RoHS指令規制物質分析RoHS Directive Restricted Material Analysis

2015年6月にRoHS2の禁止物質(制限物質)を定めた2011/65/EUのAnnexⅡに置き換える(EU)2015/863が公布され、フタル酸エステル4物質(DIBP・DBP・BBP・DEHP)が追加となりました。現在、上市する電気・電子製品中には、特定有害化学物質〔Cd・Pb・Hg・Cr(Ⅵ)・特定臭素系難燃剤2物質〕を含めて合計10物質が含有されていないことを保証することが義務付けられています。
当社では、環境規制物質分析に積極的に取り組み、精度の高いデータをご提供します。

RoHS指令とは

電子・電気機器における特定有害物質の使用制限についての欧州連合(EU)による指令です。2003年2月にWEEE指令とともに公布され、2006年7月に施行されました。
RoHSは、『Restriction of Hazardous Substances(危険物質に関する制限)』の頭文字です。

RoHS指令規制物質分析

当社では、蛍光X線分析(XRF)・Py/TD-GC/MSを用いたスクリーニング分析と、ICP-OES・吸光光度・GC/MSを用いた高精度分析を組み合わせ、分析コストを抑えるとともに報告までの時間短縮を実現し、安価で迅速な分析サービスをご提供します。
構成部材ごとの分析対応はもとより、一つの製品を部品ごとに解体しての評価、あるいは全粉砕による製品単位の含有量調査などにもご対応します。

RoHS指令規制値

規制物質 最大許容濃度
(mass ppm)
カドミウム(Cd)   100
鉛(Pb) 1000
水銀(Hg) 1000
六価クロム〔Cr(Ⅵ)〕 1000
ポリ臭化ビフェニル類(PBB類) 1000
ポリ臭化ジフェニルエーテル類(PBDE類) 1000
フタル酸ジイソブチル(DIBP) 1000
フタル酸ジ-n-ブチル(DBP) 1000
フタル酸ブチルベンジル(BBP) 1000
フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(DEHP) 1000
規制対象10物質の分析フロー
規制対象10物質の分析フロー

事例

フタル酸エステル類4物質(DIBP・DBP・BBP・DEHP)の高精度分析

フタル酸エステル4物質を含む標準物質(各成分100mass ppm)のクロマトグラム(例)を示します。
NMIJ CRM8152-a標準物質(ポリ塩化ビニル、フタル酸エステル類分析用)を用いた高精度分析では、90%以上の回収率を示しました。
時間と費用抑制のため、フタル酸エステル類の国際規格IEC62321-8に掲載されているスクリーニング法であるPy/TD-GC/MS法を高精度分析前に組み入れることも可能です。

フタル酸エステル類4物質のクロマトグラム(例)
フタル酸エステル類4物質のクロマトグラム (例)

NMIJ : National Metrology Institute of Japan (計量標準総合センター)

ED-µXRF(エネルギー分散型微小部蛍光X線分析)による元素マッピング

実装された基板の元素マッピング(スクリーニング分析)は、破壊できない基板や、部品の入手が困難な基板などの出荷前確認に有効な手段です。当分析は、大気下で最大500mm×350mm×高さ85mmの実装基板に対し、200mm×200mm以下のエリアの特定元素の位置を把握できます。

エネルギー分散型微小部蛍光X線分析装置
ED-µXRF外観
実装基板とその元素マッピング
実装基板とその元素マッピング

[ 更新日:2022/03/30 ]

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