昇温脱離ガス分析(TDS)Thermal Desorption Spectrometry
材料や部品から発生するガスを把握することにより、表面付着物、工程改善策の確認や不具合発生原因の推定を行うことができます。昇温脱離ガス分析(TDS)では、真空中で試料を昇温加熱した際に、表面および内部から発生するガス種の同定(定性分析)やガス量の半定量分析ができます。
真空中で試料にランプ光を照射し、光吸収により昇温した試料から発生するガスを質量分析計で検出します。
試料にMgが含まれていると、測定中にMg→MgO→Mg(OH)2の反応により、水(H2O)が吸収され、チャンバー内壁に蒸着するため、水の感度が低下してしまいます。このため、Mgを含む試料の測定は控えさせていただきます。
SiCステージが赤外線を吸収し加熱されるため、赤外線を吸収しない試料や粉末試料に適用
[ 更新日:2025/04/24 ]
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