ハロゲンや硫黄成分の高精度定量分析High Precision Quantitative Analysis of Halogen and Sulfur Components

試料中に含まれるハロゲンや硫黄の含有量は、試料を加湿燃焼させて発生したガスを吸収液に捕集し、ICやICP-OESで分析します。この手法は公定法(JIS・JEITA・ASTM)に準拠しており、難燃性試料や揮発性の高い試料中のハロゲン成分、硫黄含有量も定量可能です。この一連の試料作製を自動化することにより、高精度測定が可能となりました。

自動試料燃焼装置の原理

約1,000℃に加熱した管状電気炉に試料を導入し、加熱水蒸気とともにキャリアガスを送ると、試料は加水分解し、Cl,F,Br,SO4 (SO3)が発生します。これを吸収液に吸収させ測定溶液とします。

自動試料燃焼装置

※自動試料燃焼装置:熱加水分解分離~測定溶液作製までを自動化

特徴

  • 前処理の自動化により定量下限が低く再現性の高い分析が可能
  • Ar中で分解を行うため異常燃焼しにくく、かつ回収率が低下しないため、高精度な分析が可能
  • 液体・固体を問わず、有機物や揮発性の高い試料にも対応
  • 数mgから数十mgの少量試料でppm~%レベルの測定が可能

主な用途

  • 電子部品:電子基板・ICチップ・はんだ・接着剤
  • 石油製品:ポリマー・ゴム・燃料油・潤滑油
  • 有機合成:顔料・色素・有機金属・医薬品原料
  • 鉱業  :セラミックス原料・製品・ガラス
  • 環境  :廃棄物ダスト・焼却灰・排水
  • 電池材料:リチウムイオン電池・燃料電池

事例

国内規制ではガソリンや軽油中の硫黄(S)が10ppmオーダで規制されています。

分析試料 硫黄(S)
mass ppm RSD (%)
軽油標準物質(S) 5ppm 5.1 2.0
10ppm 10.4 1.2
100ppm 105 0.7
5,000ppm 5,100 0.5

揮発性の高い軽油中の硫黄(S)を<10ppmで定量でき、規制値の範囲内であるかの判別が可能です。

[ 更新日:2022/03/30 ]

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