セラミックス材料への化学分析の取り組みOur Activity of Chemical Analysis for Ceramic Material

セラミックス材料は、エレクトロニクス産業では高性能な絶縁体だけでなく、圧電体・超電導体・蛍光体などに幅広く用いられるようになり、高い品質や特性が要求されるようになりました。その特性には組成や微量成分が大きく影響しており、当社では精度管理された化学分析法を用いて、高精度な組成・微量成分の定量分析をご提供しています。また、当社はセラミックス材料分析に関わる公定法や協会規格法の作成にも参画しています。

特徴

  • JIS法・日本セラミックス協会規格(JCRS)法に準拠した化学分析方法の適用
  • 材料・目的成分ごとに適した前処理法を行うことにより、ご要望に応じた種々の手法による高精度組成分析、高感度な金属不純物分析ハロゲン成分分析が可能
対応可能なJIS、JCRS 規格例 (ファインセラミックス用)
規格番号 規格名称
JIS R 1603:2007 窒化けい素微粉末の化学分析方法1)、3)
JIS R 1616:2007 炭化けい素微粉末の化学分析方法1)
JIS R 1649:2002 アルミナ微粉末の化学分析方法
JIS R 1675:2007 窒化アルミニウム微粉末の化学分析方法
JCRS 105:1995 窒化アルミニウム微粉末の化学分析方法2)
JCRS 107:2002 ジルコニア微粉末の化学分析方法2)
JCRS 108:2005 窒化ほう素微粉末の化学分析方法2)
JCRS 109:2006 アルミナ微粉末中の環境影響成分の化学分析方法2)
JCRS 110:2007 炭化けい素微粉末中の環境影響成分の化学分析方法2)
JCRS 111:2008 窒化けい素微粉末中の環境影響成分の化学分析方法2)

1) JIS改定参画 2) JCRS規格作成参画 3) ISO17025認定取得

対応可能なセラミックス材料例
酸化アルミニウム(Al2O3) 窒化アルミニウム(AlN) チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)
酸化けい素(SiO2) 窒化けい素(SiN) チタン酸バリウム(BaTiO3)
酸化ジルコニウム(ZrO2) 窒化ガリウム(GaN) 炭化けい素(SiC)
酸化タングステン(WO3) 窒化タングステン(WN) 炭化タングステン(WC)
酸化マグネシウム(MgO) 窒化ほう素(BN) ソーダライムガラス
酸化タンタル(Ta2O5) 窒化タンタル(TaN) ほうけい酸ガラス
酸化チタン(TiO2) 窒化チタン(TiN)  
酸硫化ガドリニウム(Gd2O2S) 窒化ニオブ(NbN)  

事例 ハロゲン分析用前処理

セラミック試料に適用可能なハロゲン分析用前処理例
セラミック試料に適用可能なハロゲン分析用前処理例

事例 認証標準物質との比較

日本セラミックス協会認証標準物質の化学分析例
分析成分 JCRM R036(アルミナ) 当社分析値
(mass%)
認証値(mass%)
SiO2 0.0569 ± 0.0037 0.0548
Fe2O3 0.0139 ± 0.0001 0.0138
TiO2 0.0032 ± 0.00006 0.0031
CaO 0.0242 ± 0.0005 0.0240
MgO 0.0006 ± 0.00005 0.0005
Na2O 0.0316 ± 0.0008 0.0310
ZrO2 0.0004 ± 0.00003 0.00042
ZnO 0.0007 ± 0.00005 0.00067
Ga2O3 0.0076 ± 0.0002 0.0074
SrO 0.0002 ± 0.000008 0.00019
B2O3 0.0533 ± 0.0014 0.0526

試料・形態・項目によっては対応できないものがありますので、お問い合わせください。

事例 窒化けい素微粉末の化学分析

■分析フロー

分析フロー

単位 : %(質量分率)

元素 Al Y Ti O
分析値 3.40 3.40 0.77 4.03
不確かさ4) 0.07 0.07 0.02 0.18
元素 C Mg Ca Fe
分析値 0.079 0.005 0.005 0.003
不確かさ4) 0.011 0.001 0.001 0.001

4) 約95%信頼水準に相当する包含係数(k=2)から求めた拡張不確かさ

各種規格法のほか、新規開発品・他社品調査を目的とした不明組成試料の組成・不純物分析において、信頼性の高い最適な方法で評価します。

[ 更新日:2022/03/30 ]

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