3DAPによる駆動用磁石分析3DAP (APT) Analysis of Neodymium Magnets
駆動用磁石(ネオジム磁石)における厚さ数nmの粒界相に偏析する微量 元素を3DAP(3次元アトムプローブ)を用いて分析しました。
ネオジム磁石は、Nd,Fe,Bを主成分とする永久磁石です。磁力が非常に強く、ハードディスクドライブや音楽プレーヤーなどの部品から、ハイブリッド・電気自動車用モータに至るまで多岐に使用されています。
主相/主相間の粒界相が保磁力向上に大きな影響及ぼすと考えられており、ナノオーダでの解析が重要です。
粒界相ではBは減少、Cu,Ndは増加しています。また、Cuは界面に二つのピークを有していることが分かります。
[ 更新日:2025/04/22 ]
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