医薬品の熱安定性評価Thermal Stability Evaluation of Medicine
医薬の熱物性をTG-DTAで測定すると同時に、発生するガス種を質量分析で推定します。
熱反応の温度、質量変化、吸発熱の有無と、各反応温度領域で発生するガス種から、どのような熱反応が生じているかを推測できます。
包装された錠剤を60℃の大気環境下で6時間放置した後、錠剤を取り出して分析しました。110℃近傍にCO2の発生が見られます。これは、大気中のCO2が錠剤に吸収されものが放出されたか、あるいは、酸化によりCO2が生成したと考えられます。
[ 更新日:2025/04/22 ]
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