LC/MSによるフラーレン誘導体中不純物の解析Structure Determination of Impurity in Fullerene Derivative
フラーレンおよびその誘導体は、その電気特性・熱的特性から、有機薄膜太陽電池・燃料電池・電子材料分野・半導体など多くの分野での応用が期待されています。
一方で、PCBM1)などのフラーレン誘導体に含まれる不純物がデバイス性能へ影響を及ぼすことが示唆されており、この不純物の構造を知ることがデバイス特性を制御する上で重要です。
1) PCBM: Phenyl C61 Butyric acid Methyl ester