医薬品分析サービス

医薬品分析サービス 5 MSCおよびiPS用培養液のDMSO含有量評価~GC/MS~ DMSOは培養細胞の凍結保存液として使用されており、培養液に残留するDMSOは、細胞毒性を示す恐れが あるため、DMSO含有量のモニターが重要です。 MSCおよびiPS用培養液を適切な前処理を施して溶液化し、GC/MSで測定を行いました。 使用器具に付着する異物評価~FT-IR~ 培養過程で使用する器具に付着する微小異物は、培養結果に影響を与える可能性があるため、工程改善には 異物の特定が重要です。 ピペット内壁に付着した微量異物をマイクロマニピュレータなどを用いて採取し、 FT-IR測定を行いました。 20 30 40 50 60 70 80 90 100 m/z 強度 63.0 78.0 45.0 DMSOのマススペクトル 定量イオン H3C CH3 S O マスクロマトグラム(m/z 63) MSC用培養液 12.00 13.00 14.00 15.00 時間(min) 強度 DMSO iPS用培養液 12.00 13.00 14.00 15.00 時間(min) 強度 DMSO 赤外吸収スペクトル Wavenumber(cm-1) 強度 …ポリスチレン ― 微量異物 4000 3500 3000 2500 2000 1500 1000 500 DMSO:ジメチルスルホキシド 試料の分取 各種培養液 培養上清など 測定 GC/MS ※必要に応じて遠心分離を実施します 前処理 ①有機溶媒添加 ②上清※を希釈 異物の採取 ピペット エッペンドルフチューブなど 測定 FT-IR <MSCおよびiPS用培養液のGC/MS分析結果> DMSO定量値は、MSC用培養液が3μg/mL、iPS用培養液が100μg/mLでした。 また、標準添加による回収率は 105~108%と良好で、この前処理とGC/MS測定により精度よくDMSO残留量を評価できることを確認しました。 項目 MSC用培養液 iPS用培養液 定量値(μg/mL) 3 100 定量下限値(μg/mL) 0.1 標準添加回収率(%) 105 108 ※定量下限値は、試料条件により変動します 細胞医薬品等の製品に残留する DMSO評価も対応可能です ※各測定溶液の希釈率は異なります。 <微小異物のFT-IR分析結果> 微量異物はポリスチレンであることが判明し、発生源はピペット上部に付いているフィルターの経年劣化に よるものと推定されました。 培養工程で使用する器具からの溶出成分や、培養液の析出物などの同定も可能です ピペット 微量異物 25-044

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