医薬品分析サービス 8 錠剤内部の非破壊観察 Non-Destructively Observing the Insides of Tablets 錠剤には、服用しやすさ、取り扱いの容易さ、においや苦味の抑制などの利便性と、適切な 部位で適量が作用するように、溶ける箇所・時間などを調整する重要な機能があります。 3次元X線顕微鏡(X線CT)は、コーティング層、粉薬の分布状態などの内部構造を確認でき、 非破壊であるため、乾燥・湿潤などによる状態変化の確認にも活用できます。 市販薬内部の観察 錠剤全体のCT像 2mm 錠剤のCT像(拡大) 500μm コーティング層 362μm 錠剤のCT像(拡大) 200μm 粉薬(白色部) 亀裂(黒色部) 幅4μm カプレット錠内部の空隙率の算出 3次元X線顕微鏡でカプレット錠内部の空隙を可視化 空隙 カプレット錠断面のCT像 空隙はX線吸収率が小さく 暗く表示される 内部空隙 0.14 mm3 0.04 % 18-057(2)
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