非破壊観察 13 事例4 錠剤内部の構造観察 錠剤には、服用しやすさ、取り扱いの容易さ、においや苦味の抑制などの利便性に加え、適切な部位で適量が 作用するよう、溶ける箇所・時間などを調整する重要な役割があります。 X線CTは、コーティング層、粉薬の分布状態などの内部構造を確認でき、非破壊であるため、乾燥・ 湿潤などによる状態変化の確認にも活用できます。 X線CT像(3次元像) 2mm X線CT像(任意断面) コーティング層 362μm 500μm X線CT像(任意断面) 粉薬(白色部) 亀裂(黒色部) 幅4μm 200μm 事例5 錠剤内部の空隙の観察 錠剤はさまざまな形状があり、作製に当たって多くのプロセスパラメータを設計する高度な技術が必要と されます。 そのようにして作製された錠剤の中には、キャッピングなどのように打錠障害を有するものがあり、その原因を 特定し、設計技術に生かすことが重要です。 X線CTは、錠剤内部を3次元的に観察でき、キャッピング などの原因となり得る空隙を確認できます。 X線CT像(3次元像) 断面 X線CT像(任意断面) 空隙 X線CT像(3次元像:空隙を抽出) 空隙 17-218(9)
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