X線照射試験X-ray Irradiation Test

X線は、非破壊かつ短時間で物質内部の状態を確認するのに適した性質をもつことから様々な場面で使用されています。
一方、X線と物質との相互作用により製品性能に影響が出たり、変色などの異常が発生することがあります。こうしたX線による物質への影響や耐性を評価するための手法として、X線照射試験をご紹介します。

X線照射装置概要

最大160kVのX線管電圧で任意のX線量を照射することができます。

装置外観
装置外観
装置内部
装置内部
装置スペック
管電圧 40~160 (kV)
管電流 1.0~12.5 (mA)
管電力 Max: 800W
固有
フィルター
Be: 0.8mm

X線量の測定方法

線量計で空気カーマ率を測定します。
※空気カーマ率

  • 空気が単位時間に放射線から受けたエネルギーの量
  • 単位:Gy/h

単位質量当たりにX線から受けるエネルギー

X線量の測定概略図・線量計(電離箱式)
差し替えフィルター
(1) Al    1.0mm
(2) Al    2.0mm
(3) Al    0.5mm
Cu   0.1mm
(4) Al    0.5mm
Cu   0.2mm
(5) Al    0.5mm
Cu   0.3mm

フィルターを差し替えることで軟X線成分のカット、照射線量のバラツキを抑えることができます。

※受託分析サービス対象:電子デバイス
(生物・食品・薬品に対する受託分析サービスは行なっていません)

[ 更新日:2024/02/27 ]

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